ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが大好きです。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「オセロー」について Ⅱ

<吉田健一のオセロー論> 吉田健一(1912年~1977年)は吉田茂元首相の長男で、作家・文芸評論家・英文学者です。 この人のことは前にも書いたことがありますが、英国留学が長く、ネイティブ並みに英語を操ることができたそうです。 かの地で本場の…

「桜の園」

8月10日パルコ劇場で、アントン・チェーホフ作「桜の園」を見た(翻訳:広田敦郎、演出:ショーン・ホームズ)。 時代の急激な変化が理解できず、先祖代々の美しい領地が抵当に入って、近く競売にかけられようとしているのに、昔の華やかな暮らしを 捨て…

「死との約束」三谷幸喜版

先日、撮りためておいたテレビドラマ「死との約束」(2021年放映)をようやく見た。 これは、アガサ・クリスティーの同名小説を三谷幸喜が翻案したもので、彼によるクリスティー作品の翻案第3弾となる。 「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ・・・」…

「こんにちは、母さん」

7月27日くすのきホールで、永井愛作「こんにちは、母さん」を見た(演出:磯村純)。 家業の足袋職人を継がず会社人間として生きてきた神崎昭夫(加藤義宗)は、人事総務部のリストラ対策部長になっていた。 人生に迷っていた昭夫がたどり着いたのは、母…